好きな事なんて一個に絞るのイヤ派。からの秋本治先生の本。

ながーーい間、

本当にながーーーい間。

好きな事を探しては、の繰り返しで

短期間努力したらやる気がなくなって

また好きになっての繰り返しでした笑

いや、大した努力なんてしてなかったはず。

（多分一個の事をするだけの考えが嫌だった。）

この事について自分の中で

いよいよスッキリした結論がやっと出たようで

とてもスッキリしています。

ボクは好きな事を絞って頑張るのは今やかなり否定派です。

かつては超肯定的でした。

理由はシンプルで、『好きな事が楽しくなくなるから』です。

ボクの場合はと、付け加えさせてください。。

せっかく何かを好きになったら、それをガムシャラに頑張るよりも、

ずっと楽しめる工夫をするのが、

長い人生楽しく過ごすために大切だと思っています。

例えば読書が好きだと思ったら、読書こそが自分のアイデンティティーとか

好きな事だとこだわり過ぎないで、

無理に一日中読まずに、嫌になったらやめる事がずっと楽しむために

大切だと思います。

ボクは好きな事で生きていこうとしたり、大きな目標を作った瞬間

楽しいのとは違う次元に移ってやる気がなくなる。って事に

大人になってしばらくしてから気づきました。

ネットでは、好きな事を割り出して

専門性が身につくまで努力してオリジナルになるっていうのを

よく見てとてもワクワクさせられます。

ボクもギンギラギンにワクワクしてました。

でも、ちょっと待てよ！と！

毎日ほどほどに、好きな時間だけやって飽きたら

やめて、やりたくない日はやらなくていいという考え方に

変わってきました。

その方がずーーーっと健全に楽しみつつ

好きでいられ続けると思うんです。

ボクは好きな絵本を描いている時に、

売れなきゃとか思った瞬間から、徐々に好きじゃなくなって

いきました。

大体何をしてもそうなります。

無理なもんは無理！笑

できる人はできるでいいと思います。

そう思うようになりました。

お笑いをやっていた時も、

好きな台本が完成したらそれだけが嬉しくて、

「なんでわざわざ練習して、ライブでなあかんのやろう」と思ってました。

やっば。早めに気づいてよかったです。

趣味以外で生活費を稼いで、

好きな事をツールにせず、ただ楽しむのが

しっくりきているような感覚です。

無理して好きな事したり、目標作らなくていいんだ！

イェーイ！！というとてもつもない解放感に包まれて、

むしろその後の方がのびのびと絵本を作ったり、

活動時間が増えたら不思議なもんです。

もはやこれがどうなろうと関係ないです。

生活が楽しければ最高に幸せです。

ぜーーーーーんぶそのための一部に過ぎません。

そんな考えのボク。

大ファンの“こち亀”の秋本治先生の本がとても

共感できて面白かった！！

遅読の自分が1日で読めてしまった！

両さ〜ん！

こち亀がどうして40年も続いたのか！

40年間ほぼ寝てない生活で体に鞭打って頑張ってたんじゃないか。

と思っていたけれど、

毎日朝から晩まで決まった時間働き、

アシスタントさん達もタイムカードで管理して

休憩時間をしっかりとるという

とても健全な仕事をされていて、とても驚いた。

それだけじゃなく、

全員に丁寧に接したり、時間は守る。など

人間関係や社会人としての基本もしっかりされていて、

両さんとは真逆に感じるような方だった。

そしてこれだけ健全に仕事をして、良好な人間関係を保ってきたからこそ

コツコツ40年間も続いたんだなぁと思ったし、

何よりもとても漫画が好きな方なんだなと思った。

すごく面白い本だった。

いろんな巻を買ってテイストの違いを楽しめる。

こち亀は一番大好きな漫画で、古本やで買って集めては

引っ越しの時に処分して、また集め直したり。。

最近は電子書籍でこち亀を買うことが多いけど、

こち亀はやっぱり紙で読みたい！

東京に住んでた頃は、こち亀の展示会に行ったり

亀有駅に行ってスタンプラリーをして楽しんだ。

小さい時はアニメでこち亀を見て、

漫画の方はマニアック過ぎてなかなか好きに

なれなかったけど、

不思議なもんで大人になると完全に漫画派になり

凝られた下町の風景や当時の遊びが細かく描かれてるのを

夜読みながら寝るのがとても幸せに思う。

「明日も〜こうして、終わるんだね♪」の感じです。

何回もチャレンジして失敗してるけど、

勝手に買っているうちに全巻集まればいいなぁと

思っています笑